避妊手術・去勢手術

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避妊手術・去勢手術

避妊手術・去勢手術
避妊手術・去勢手術

子犬、子猫を飼育しはじめたばかりのご家族にとって避妊手術、去勢手術を 行うべきかは必ず直面するお悩みだと思います。
手術について正しい情報を知り、ご家族でよくご相談された上で手術をする・しないを決めていただければと思います。
当院ではいつでもご質問、ご相談をお受けしています。ご気軽にご相談ください。

避妊手術、去勢手術って?

避妊手術、去勢手術って?

雌の卵巣、子宮を摘出する手術を避妊手術、雄の精巣を摘出する手術を去勢手術といいます。
どちらの場合も全身麻酔をかけて手術を行います。
当院では生後6ヶ月ごろの手術をお勧めしていますが、基本的には成長してからでも可能です。

子犬・子猫

避妊手術、去勢手術の時期

子犬・子猫

避妊手術も去勢手術も、生後6~7ヶ月が目安です。
女の子の場合、犬・猫いずれも、初回発情前に避妊手術を行うと、乳腺腫瘍の発症を高い確率で予防できることがわかっています。
また男の子の場合、本能的行動が現れる前に手術をす ることで、スプレー(猫)やマーキング(犬)をする癖がつきにくいといわれています。

避妊手術、去勢手術の時期

成犬・成猫

手術はいつでもできますが、女の子はできれば発情中 を避けてください。(普段より手術中の出血が多くなる為)また、中年期(およそ5歳)以上になると、より詳細な術前検査が必要になる場合があり、手術や麻酔に対するリスクを考慮した上でも、より早期に手術を行うことをおすすめしています。

避妊・去勢手術のメリット

① 望まない繁殖を防ぐ

ご家族には交配させるつもりはなくても、同居動物同士や、散歩やドッグラン、脱走してしまった際などに 交配してしまうケースがあります。避妊・去勢手術はこのような望まない繁殖を防ぐ事ができます。

② 将来の病気を予防する

ご家族には交配させるつもりはなくても、同居動物同士や、散歩やドッグラン、脱走してしまった際などに 交配してしまうケースがあります。避妊・去勢手術はこのような望まない繁殖を防ぐ事ができます。

② 将来の病気を予防する

若い頃に避妊・去勢手術を受けることで、中高齢になって発生する生殖器の疾患や性ホルモンが関与する疾患の多くを予防する事ができます。特に子宮蓄膿症や乳腺腫瘍(犬では約50%、猫では約80%が悪性)は発生頻度が高く、どちらも命に関わる可能性のある疾患です。

【避妊手術、去勢手術で防げる代表的な疾患】

• 女の子
乳腺腫瘍、卵巣腫瘍、子宮腫瘍、子宮蓄膿症など
• 男の子
精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど

③ 性ホルモンの関与する行動を軽減する

避妊・去勢手術を行うことで、性ホルモンの分泌が抑制されるため、性ホルモンの関与する行動が軽減します。マーキング、マウンティング、性的な過剰興奮、スプレー行動などがこれに当たります。(ただし手術をしても100%なくなるわけではありません)。また女の子は発情期がなくなるため、ホルモンバランスの 変化に伴う体調不良やストレスが軽減します。

避妊・去勢手術のデメリット

① 麻酔、手術のリスク

手術には全身麻酔が必要です。残念ながら、どんな麻酔でもリスクがまったくない麻酔はありません。また身体にメスを入れる処置になるので、動物への負担も考えなければいけません。当院ではこのような麻酔リスクや動物への負担を限りなく軽減できるよう心がけています。

麻酔前には全例で麻酔前検査を行います。液検査や胸部レントゲン検査で麻酔のリスクになるような疾患がないか、きちんと評価を行います。また麻酔中には心電図、血圧、酸素飽和度、換気、体温などの重要な項目をしっかりモニタニングしながら手術を行います。

動物への痛みに対しても、術前からの鎮痛剤の投与や手術部位への局所麻酔などを併用して、負担を軽減できるように取り組んでいます。

②ホルモンバランスの変化による身体の変化

1つは太りやすくなることです。避妊・去勢手術後は基礎代謝が下がるため肥満にならないよう注意をしなければいけません。また稀にではありますが、尿失禁になることがあります。ホルモン反応性尿失禁といい、性ホルモン分泌低下によって尿道括約筋が弛緩しやすくなるためと言われています。多くが適切な治療コントロールが可能です。

当院の避妊去勢手術の特徴

痛み止めは複数種類使用しております。

痛みのコントロールには、さまざまな方法があります。術前、術中、術後において鎮痛剤を使用することがとても重要です。痛みのレベルに応じて、様々な薬剤を組み合わせて使用していきます。

使用する器具は徹底的な滅菌を行っております。

※滅菌:有害・無害に関係なく対象物に存在しているすべての菌を死滅させること。

同時に乳歯抜歯を実施可能です。

そのままになりがちな乳歯遺残を同じ麻酔で治療・予防できるのは大きなメリットです。
※乳歯遺残とは:乳歯と永久歯の生え変わり時期を過ぎても乳歯が残ってしまうことをいいます。

避妊手術、去勢手術の流れ

1,ご来院(身体検査)

1,ご来院(身体検査)

まずはよくお話を伺い、全身の身体検査を行います。
乳歯遺残や臍ヘルニア、鼠径ヘルニアなどがないか、雄であれば精巣は正しい位置に存在するかを確認します。
手術を迷われている場合、ご不安やご不明な事がある場合には時間をかけてゆっくりとご説明いたします。

2,麻酔前検査(術前検査)

2,麻酔前検査(術前検査)

基本的には血液検査と胸部レントゲン検査を行います。
状況によってはその他の検査を追加する場合もあります。
麻酔前検査は手術当日よりも前の日に実施いたします。

3,手術当日

3,手術当日

9時ごろにご来院いただきます。当日の朝は絶食が必要です。お水 は摂取可能です。手術や麻酔方法について詳細にご説明した後、お預かりします。
昼の手術の時間まで点滴を流しながらゆっくり過ごしてもらいます。

4,手術
4,手術
4,手術

4,手術

事前に抗生剤や痛み止めを投与した後、全身麻酔をかけて獣医師と 愛玩動物看護師2人以上で手術を行います。
手術部位は毛刈り、消毒を行い、術者も滅菌したガウン、グローブ を装着し滅菌器具で手術を行います。
より安全に実施できる麻酔方法を採用しています。また手術中は循 環・呼吸のモニタリングを行い、全身麻酔中の動物の状態を細かくチェックしながら手術を進めています。
雌は卵巣子宮摘出術(20-30分程度)雄は精巣摘出術(10-15分程度)を基本の術式としています。乳歯抜歯や臍ヘルニア、鼠径ヘル ニアの整復も同時に行うことが可能です。
術中は心電図、血圧、酸素飽和度、換気、体温などの重要な項目を しっかりモニタリングしながら麻酔管理をします。
手術が終わったら麻酔から覚醒させ、手術当日は当院でお預かりいたします。翌日の診療時間内にお迎えにお越しください。
※当日の夕方以降のお迎えも可能です。
お迎えの際には手術中のご様子や帰宅後の注意点などをしっかりご 説明いたします。

5,ご自宅での術後管理~抜糸

5,ご自宅での術後管理~抜糸

手術部位を保護するために、多くの場合で術後服やエリザベスカラーの装着をお願いしています。いずれも院内でご購入可能です。
ご自宅で万が一体調に変化があった場合にはいつでも病院にご相談ください。
術後1週間を目安に病院で手術部位のチェックと抜糸を行います。
避妊・去勢手術後用の食事のご提案もしております。

ご予約方法

手術は予約制となります。
当院のご利用が初めての子は、手術前に診察をさせていただいておりますので、その際に手術日をご予約ください。手術にあたっては、十分なインフォームドコンセントを心がけています。
気になることがございましたら、どうぞお気軽に獣医師あるいは病院スタッフにおたずねください。

初診問診票のダウンロード

初めて利用される動物については、病院で問診票をお書きいただきますが、事前にダウンロードしてご記入いただけます。
下記リンク先のPDFをご自宅でプリントアウトし、ご記入ください。

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アニコム損保・アイペット損害保険以外の保険にも対応しています。
保険ご利用の際は診察前に受付でご提示ください。

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表

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※ご来院の際はペット保険にご加入中の方は保険証も一緒にご提示ください。